2026年3月16日月曜日

億トレーダーにたどり着くまでの軌跡(第9話) 暗号資産との出会い

長距離通勤になってから、

自分は毎日投資の勉強を続けていた。

往復5時間以上の通勤時間。

この時間を無駄にするわけにはいかない。

最初は株の勉強が中心だったが、
やがて視野は別の市場にも向いていく。


暗号資産。

口座を開設したのは
2018年11月。

実はこれは、
最初の仮想通貨バブルのだった。


暗号資産の存在自体は
それ以前から知っていた。

きっかけは、ある年の忘年会だった。

その席で
ある人が言った。

「ビットコインはこれからすごいことになる」

当時はまだ半信半疑だった。

というより、
正直あまり信じていなかった。

理由もあった。

ビットコインは過去に
ハッキング事件を起こしていたからだ。

「そんな危ないものが広がるのか?」

そう思って、
話半分で聞き流していた。


しかし数日後、
信じられないことが起きる。

Bitcoin
が突然の暴騰。

価格は毎日のように上昇し、
ニュースでも大きく取り上げられていた。

完全に

出遅れた。

悔しいというより、
むしろ不思議だった。

「なぜこんなに上がるのか?」

理解が追いつかなかった。


しかしその後、
ビットコインは200万円を超えたあたりから
大きく下落を始める。

仮想通貨バブルの崩壊だった。

大損した投資家たちが
次々と投げ売るビットコイン。

それを横目で見ながら、
自分は考えていた。

「どこまで下げるのだろうか?」

しかし、すぐに買う気にはならなかった。


まずやったのは

調べること。

暗号資産の仕組み、
そして

ブロックチェーン技術。

完全に理解できたわけではない。

それでも一つ思ったことがあった。

この技術はなくならないのではないか。


もしそうなら、
今起きている暴落は

ただのバブル崩壊に過ぎない。

そう考えた自分は
下落していくビットコインを狙うことにした。


底値を探りながらチャートを見ていると、
あることに気づいた。

この感覚は

コロナショック
の時とよく似ている。

恐怖の中で
市場が一気に売られていく。

ただ、
一つだけ大きく違うことがあった。

まだ自分は保有していない。

つまり

いつでも買えるという優位性。

すでに持っている投資家は
下げれば資産が減る。

しかし自分は違う。

下がれば下がるほど
安く買える可能性がある。

その立場で
冷静に底値を探ることができた。


そう考えながら
買い時を探り続け、

ビットコインを
40万円前後で買い付けた。

その後は

Ethereum

XRP

にも資金を広げていった。


そして2021年。

暗号資産市場は
再び大きく上昇する。

含み益はどんどん増えていった。

もちろん、
途中で売ることも考えた。

しかしここで

一つの問題があった。


税金。

暗号資産の利益は
株式と違い

総合課税

になる。

利益が大きくなるほど
税率も高くなる。

つまり、
売ればかなりの税金を払うことになる。

それを考えると
途中で利確する気持ちが弱くなった。

結果として

売らずに保有を続ける

という判断になった。


しかし相場は
いつも同じことを教えてくる。

上がり続ける市場はない。

そして2022年。

暗号資産市場は
再び大きな転換点を迎える。

暴落だった。


(第10話へ続く)


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