資産が3000万円の壁を超えられない停滞期。
その頃、自分の生活にも大きな変化があった。
会社の転勤だった。
しかも長距離通勤で、毎日往復5時間以上
JRに乗る生活になった。
この時間を無駄にするわけにはいかない。
そう思ってこの時間を投資の勉強に使うことに決めた。
そしてもう一つ
2017年から始めたトレード日記。
と言っても大したものじゃない。
1日5行くらい。
相場の動き
その日の判断
気づいたこと
ただそれだけだけど、その時の気持ちやデータを残すこと。
後になって振り返ると、
この日記が相場を冷静に見る助けになっていたと思う。
この日記は
今でも続いている。
そして2020年。
世界は大きく変わる。
原因は、COVID-19
世界的パンデミックだった。
株式市場は
これまで見たことがないスピードで下落した。
このコロナショックで日経平均も急落。
市場には恐怖しかなかった。
「世界経済は終わる。」
「日経平均は1万円を割れる」
そんな声まで出ていた。
この時、初めて実感した
アルゴリズムによる感情なきトレード。
投資家の恐怖という感情を全く無視したトレードで
市場では売りが売りを呼んだ。
しかし自分には
毎日使える時間があった。
長距離通勤の時間だ。
毎朝、JRの中で
相場の動きを計算していた。
・過去の下落率
・投資家の心理
・資金の流れ
それらを見ながら
下落の目処を考え続けた。
そして出した結論は、
日経平均16,000円前後
ここが底になる可能性が高いと判断した。
だからこの近辺で
株を少しずつ買い始めた。
買ったのは個別株。
しかも
グロース株を多めに買うことにした。
理由はシンプルだった。
世界中の中央銀行が
一斉に金融緩和を始めたからだ。
金利が下がれば、
資金は成長企業に向かいやすい。
そう考えていた。
実際、その読みは当たった。
市場には大量の資金が流れ込み、
グロース株は急激に上昇していった。
ただ、この時の相場は
とにかくボラティリティが大きい。
株価は大きく上がるが、
その後は大きく下がる。
だから自分は
長期保有を考えなかった。
上がれば売る。
下がればまた買う。
感情を入れず、
淡々と売り買いを繰り返した。
結果的に、このやり方は正解だった。
この回転売買によって
資産は少しずつ増えていき、
長く続いていた停滞期は
ようやく終わりを迎えることとなった。
ただ、この時点では
まだ資産拡大の波は序章だった
世界中にばらまかれた資金は、
この後
株式市場だけではなく
ある新しい市場
にも流れ込んでいくことになる。
(第9話へ続く)

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